戻るにあたって

　結局サークルに戻るに当たっていろいろ思い返してみた。二年前までは楽しかったんだよなぁ・・・。皆で馬鹿やって、でも今年からなんかいろいろ変わってて、

部会に出てないのに「その事話してなかったっけ？」とかいわれたり、

辞めるとかいって逃げてまた戻るに当たって、「理由を説明しろ」とか言われたり、

またこき使わされてゴミ雑巾みたいに捨てられるんじゃないかと心配したり

だらけきったサークルの雰囲気になじめなそうも無かったりしたり、

だったら家で作業をすればと考えたら、戻る意味が無いように思えてきた。挙句の果てにいろいろサークル内の決まりごとが変わっていたらしいのだが、以前の部長は何も言ってなかった。自分が部長になったらさも当然当たり前のように規則を変えて、ああだこうだいってた。こういう重要なことぐらい話とけよ。
結局きっかけ作りをして一年生とかに色々興味を持って欲しいわけだが、

やる気が無い連中ばっかだったり、

上辺だけの人がいたり、

課題さえこなせば後は自由だと思っている人もいたりするわけで、

やっぱり自分はいらない人間なんだなぁと思ってしまった。このまま一年生と気まずい雰囲気になるのも嫌だし、信頼関係を取り戻すのも正直言って面倒くさい。結局三日間サークルに戻りはしたがそれから落ち着いて考えてみたらどうでもよくなった。むしろますます戻りたくなくなった。関係を一切断ち切りたいと思った。

戻った際に「まじめだからねぇ」といわれた。馬鹿みたいに真面目で今までサークルのために全ての作業や行事が円滑に行われるように働いてきたのだが、努力は報われなかった。
むしろ｢余計なおせっかいだった」のだ。
こんな事なら入部して何もせず自分の作業だけに集中しておけばよかったと思う。せめて嘘でもいいから「ありがとう」の一言ぐらいはほしかった。

結局この世界は真面目に生きていると馬鹿を見るようだ。だったらいい加減、成人君主たる部分を捨ててやる。もうあんな奴らのために自分が犠牲になることはしなくていいのだ。

自分を傷つけなくても

時間を割かなくても

自分という存在を消さなくても

これからは自分を見つめて生きていくことができる。今までに無かったことで色々と不安を覚えているわけだが頑張っていくしかない。